その他・ルステス
マルチバーニアのパーツを見た時に
ローブ姿の修道女さんのイメージが見えたので
そのイメージを元にパーツを組んだからか
普段作らないタイプの機体ができたー
機体名:ルステス
裏で暗躍する製薬会社のアースフレア社(EF社)が開発した試作機の3号機
1号機のバジネガは汎用性と継戦能力を維持しつつ高い機動性を持つ機体
2号機のコルジネは汎用性と継戦能力を犠牲に、火力と装甲に特化した機体であったが、
3号機のルステスは1~2号機とは技術系統が異なり
S.E粒子を用いた動力炉と武装を持つ機体である
*シチュエーション設定
手前の機体(1号機:バジネガ)の青年パイロットが
ルステスのパイロット(女の子【親友のクローン】)を説得しようとしたけど
ヤバいシステムが発動して戦うしか道が無くなった感じ
青年は説得を試みるが決裂
ルステスの戦闘システムが起動、戦闘が開始する
手を取り合い支え合って生きていこうと青年は呼びかけた
ルステスのパイロットは返答する
手を取り合うなど、できはしない
取り合う手は切り離され、鎖に繋がれ地面を這っている
相手を消し去る穴の開いた腕にできる事なんて___1つだけ
*マリオネットシステムβ
ルステスの機体に搭載されているマリオネットシステムの改良型
2号機(コルジネ)のパイロットが憎悪によって想定以上の機体性能を発揮した事例から
マリオネットシステムにパイロットの精神に干渉して敵対する機体や人間を
憎悪するよう働きかける機能を追加したシステム
青年はルステスを無力化する為、両腕を破壊しようとした
しかし弾丸はシールドによって防がれてしまう
*有線ハンドシールド
S.E粒子を収束させて放出し、シールドを形成する
シールド展開中、どんな衝撃を受けても有線ハンドシールドは微動だせず攻撃を受け止める
出力を調整すれば効果範囲の調整が可能で
最大出力で展開した場合、艦隊の集中砲火でもシールドを破る事はできない
全速力で後退するバジネガを
ルステスは瞬時に追いつき粒子砲を撃ち込む
粒子砲を紙一重で回避するバジネガ
機動力、火力、防御、全てにおいて勝る相手に勝機はあるのか
青年は苦悩していた
バジネガの機動力では…数分と持たず撃墜される___
でも…あの子を撃つなんて…
刻一刻と勝機が遠ざかっていく焦燥の感覚
あの子を撃たずに…このまま無抵抗で撃たれて死ぬ___
それは、できない
自分の命には、これまで生きる為に奪ったかけがえのない命が、圧し掛かっている
諦めたら___これまで奪った命はなんだったのか、
自ら死を選べば…今まで奪ってきた、かけがえのない命を無価値にしてしまう
それだけは、できない。
だから、自分が生きる為に、あの子を‥‥沈める。
高速で飛翔する敵機を
バジネガは弾速の早いライフルで辛うじて捉える
敵のルステスはシールドを展開、バジネガは間髪入れずに
ライフルを捨てバズーカを手に取り発射
だがバズーカの直撃でもシールドは微動だにしない
____シールドと鎖でつながっているルステスも
まるで錨(イカリ)を降ろした船のようにその場を動かない
いや、動けないのだ
シールドは無敵の障壁であると同時に
雷の如き速さのルステスを束縛する楔(くさび)でもあった
弾が残っているバズーカを投げ捨てバジネガは最大出力で前進する
あと数十秒でこの戦いは決するだろう
ならばその数十秒に___全てを賭ける
片道切符の終着点は勝利かそれとも、死か
残存武装
・バジネガ用ビームサーベル(赤)
・形見のビームサーベル(青)
懐に潜り込んだバジネガは機体をロールさせながら
ルステスと右腕シールドを繋ぐ鎖を赤サーベルで切断、そのまま左腕シールドへ斬り掛かる
当然シールドに防がれるが、もう1本の青サーベルで鎖を切断した
その直後、ルステスは粒子砲を放つ
至近距離の粒子砲、避ける術は無い
避けられぬならば___受けて、断つ
___ルステスのパイロットは戦いに敗れた
だが、システムの呪縛を脱し自らの意思で敗北を受け入れた
機械に操られた憐れな人形としてではなく
人としてその生涯の幕を下ろしたのだ
戦いに勝利した青年
その心には歓喜は存在せず
新月の夜のように暗い
手中に抱いた悲しみだけが
戦いの終結を語っていた
─ 完 ─
・あとがき
ルステスがあっさり倒されてるように見えるけど
これギリギリの勝利なんですよ…
少しでも手加減するとバジネガの方が撃墜されるから
ルステスを沈めるしかなかったくらい強い
というかルステスは遠距離から弾数無限の粒子砲を撃ってれば最強なんだけど
相手を憎悪させるシステムのせいで好戦的になって相手に接近し過ぎるのと
せっかく超高機動なのに展開するとその場から動けなくなるシールドが…ね
どちらか1つでも無ければバジネガは負けていたよ
ルステスは1つ1つの要素は強いけど
それらが互いの強みを消し合って弱体化している悲しい機体…
・説明してなかった設定
*形見のビームサーベルは気さくな傭兵のイェルネのビームサーベル
*バジネガの左脚についてる装甲版は2号機のコルジネの装甲
(青年は親友(男の方)に自分の行く末を見ていて欲しいから形見を機体に取り付けている)
ルステス関係の設定
*ジェネレーター直結の粒子砲
戦艦の装甲をも軽々と貫く強力な粒子砲
S.E粒子をジェネレーターから供給してる
ジェネレーター内部にあるS.E粒子発生装置から
粒子が無限に湧いて出てくるので弾数は無限であるが
粒子砲の冷却のため発射間隔は数秒置き
*S.E粒子発生装置(ジェネレーター内部に埋め込まれている)
偶然に偶然が重なってS.E粒子発生装置が完成したが
この粒子が何なのか開発者も分からない
装置を量産しようとしたが動いたのはこの1基のみ
*ルステスの推力
S.E粒子を機体各所にある整粒装置で推力に変換
S.E粒子の作用で慣性を無視した軌道で高速移動が可能
研究中に発生した事故によって研究所ごと資料やデータが消失
研究所があった場所には現在巨大なクレーターができている
・おまけ
スレが消えてから画像貼りミスに気付いた・・・!
これ貼りたかったんだけどね…
バジネガVSルステス戦の補足説明
下へ回避してから機体ロールさせつつ赤剣で右シールドの線を斬る
赤剣で左シールドを攻撃して位置を固定して白剣で左シールドの線を斬る
至近距離の粒子砲は受けて断つ
最後のシーンの1つ前のシーンだけど
赤剣(赤いビームサーベル)は万一敵から攻撃された場合に備えた受け太刀の構え
白剣(青いビームサーベル)は自身の体勢が崩れにくい刺突の構えをしています
元ネタは装甲悪鬼村正に出てくる術理解説の人!
俺の心にずっと刺さってるゲームです…
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