30MM戦記・13話

*今回の話は深夜の出来事なので画像を薄暗くしてます

犯罪組織グルトニーの幹部・黒と決別しソルトカーラを脱出した「」は・・・

「」「FTJ基地がどこにあるか分からん・・・」

途方に暮れていた

同僚「は?ついさっきドヤ顔で FJT基地へ向かう! とか言ってたじゃん」

「」「いやぁ…FJT基地って移動基地だろ?」

「」「……俺が記憶してる場所に行っても無意味だと今気づいた!」

同僚「どうすんだよ!もう町には戻れねえしFI基地もマクシオン軍ってのに制圧されてんだぞ?!」

「」「…手分けしてFTJ基地を探そう!」

「」「多分このあたり…周囲500キロ圏内にはあると思う」

「」「少年と同僚は空から 俺とDは地上から捜索ね!」

同僚「はぁ…しゃーねーなぁ」


少年「「」さんお話し中にすいません____追手です!」

「」「あらまぁ熱烈なファンが追っかけて来たー 数は?」

少年「レーダーを見る限り1機だけです 速度から考えると飛行型だと思います」

「」「このまま追跡されるとまずいな…」

「」は追手の対処を・・・


1~2.空戦が可能な少年に対応してもらった

3.同僚!君に決めた!

4.俺が出てってやっつける!

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「」「少年 追手を撃墜もしくは追い払える?」

少年「えーと…今の状態だと機体が重くて無理そうです」

「」「なるほど了解 高度を落としてくれ 俺とDの機体を降ろせば身軽になるだろ」

少年「分かりました 気を付けてくださいね「」さん」

「」「少年も無理は禁物だぞ」

少年は高度を落としながら減速、「」とDは少年の機体から降下した

「」たちが無事に着地した事を確認した少年は高度を上げ攻撃態勢に入る

追手は少年に狙いを定めたのか、少年の機体に向かって高速で接近してゆく

「」「あれだけ高速に動かれちゃ地上から援護しても無駄か…」

D「今は補給がいつできるか分からない 無駄弾は避けるべきだ」

D「それに‥‥追手を処理できたとしてもFTJ基地に辿り着けなければ野垂れ死ぬ」

D「私たちがやるべき事は__」

「」「FTJ基地を発見する事だろ?野垂れ死ぬ前には見つけるさ」




「」とDは少年の無事を祈りつつFTJ基地の捜索を開始した

・・・・・・・・・

しばらくして「」は箱のような物を発見する

「」「お?補給部隊の落とし物かな?」

「」「ありがたく使わせてもーらお」

「」が箱を持ち上げると・・・

スピナティオの頭が地面に転がっていた

「」「_______」

1.スピナティオの頭を撃つ

2.そっと箱を元に戻す

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「」はそっと箱を元に戻した

D「何か見つかったのか?」

「」「いや見つかってないよ 見つかってないから慌てず騒がずここから去ろう」

D「‥‥?」

幸いにもスピナティオは起動する事は無く

「」はその場を後にした

・・・・・・・・・

「」とDが探索を続けていると3時の方向に突如明るくなり、遅れて爆発音が響いた

D「この付近にはバイロン軍は展開していないはず」

「」「つまり連邦軍とマクシオン軍が戦ってる・・・ってコト?!」



「」とDは爆発があった地点へ到着するとそこには・・・

「」「あれは…”砂漠の要塞”のルトーさん?!なんでここに」

D「流石だな あれだけの数を相手にして正確に弱点の目を撃ち抜いている」

「」「でもいくらルトーさんでも一人じゃ捌ききれないっ…助太刀に行くぞD!」

D「了解した」

・・・・・・・・・

「」「アツアツの弾丸だ!冷めないうちに喰らえ!!!」

「」が放ったバズーカはルトーに接近する1機の頭部に命中

先頭に居たスピナティオは「」の現れた方向にわずかに顔を向ける

___その隙をルトーは逃さなかった

スピナティオの腕ガードのわずかな隙間にレールガンを撃ち込み

アイカメラに命中させ2機を撃墜する



ルトー「礼を言う「」 あのまま戦っていれば俺は死んでいたかもしれん」

「」「どういたしまして…しかし何でこんな所にいたんですかルトーさん」

ルトー「救難信号を受けて救援に駆け付けたんだが…到着した時にはすでに‥‥」

「」「…そうですか」

ルトー「だが「」たちを発見できたのは不幸中の幸いだ これよりFTJ基地に帰投するついてこい」

「」「了解です」


「」は信号弾を発射し少年と合流を果たした後、ルトーの案内でFTJ基地に辿り着く

FTJ基地に「」が辿り着くと基地は移動モードへと移行した

「」「…あれ?ジョーンズさんはいないんですか?」

ルトー「ああ ジョーンズとケイパ隊長は別件で留守だ」

機体を格納庫エリアに駐機した「」は・・・


1.まずは機体の整備だ!

2.寝る!

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「」は寝る間も惜しんで機体の整備を始めた

しばらくするとルトーがコーヒーとトーストを持って「」に話しかける

ルトー「熱心なのはいいが 何か食わないと体が持たんぞ「」」

「」「これはありがたい・・・甘ッッッッ?!!!コーヒーなのに甘さオンリー!?」

ルトー「ふふっ俺の特製コーヒーだ 効くだろう?」

「」「そりゃ疲れた体には効きましたが…こんな甘いコーヒー飲んだの初めてですよ」

ルトー「それなら一口飲んだらトーストを食うんだ」

「」「・・・!パンに塗られたほのかな塩味が口内に残る甘味を流してくれるっ」



ルトーから手渡されたコーヒーとトーストをぺろりと平らげた「」は作業を再開

ルトーは「」の機体の整備を手伝いつつ、「」からここ数日で起こった出来事を聞いた

ルトー「FI基地はマクシオン軍と名乗る軍勢に制圧された…にわかには信じがたい話だ」

「」「事実です おまけにマクシオン軍の大将ヘイロって奴がかなり厄介でして」

「」「未来が見えてるのかってぐらい先手を打ってきます」

ルトー「___もしヘイロという男に未来が見えているとしたら」

ルトー「その力でこの世界を善き方向へ変えてくれるかもしれんな」

ルトー「「」 そのヘイロという男…どう思う」


1.つまらん男ですよ

2.・・・

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「」「つまらん男ですよ」

「」「神に終焉をもたらし人に真の自由をって御大層に掲げてますが」

「」「この神ってのは…おそらく権力者や政治家の事を指してるんでしょう」

「」「つまり権力者を殺して俺が甘い汁を全部吸いたいっていう強欲なやつなんです」

「」「それを人に真の自由をなんて言ってみせている…ただの詐欺師です」


ルトー「それがお前の出した答え…か」

ルトーは「」にレンチを渡すと立ち上がり、格納庫の出口へ歩いてゆく

その途中、振り返らずにぽつりとルトーはつぶやいた

ルトー「神は___本当にいるのかもしれんぞ」


「」「え?今何と…」

「」が振り返った時には、ルトーは格納庫から去っていた




機体の整備を終えた「」が仮眠室で眠っていた頃___

ーバイロン軍・ツウィン基地ー

マウラ「…馬鹿みたいに突撃してくる奴らに基地の戦力の半数をやられるとはねぇ」

ダッカ「仕方なかろう!奴らの装甲は固く攻撃が弾かれたのだ!」

ダッカ「顔面のカメラアイを撃てば機能停止する事を早く分かっていれば!」


マウラ「普通に撃ったら射撃管制システムのお節介で胴体付近に当たるからねぇ…」

マウラ「まあ戦闘開始時点で分かっていても…結果は変わらないさね」

マウラ「戦闘中にマニュアル操作で狙いを付けられる奴はそうはいないよ」


ダッカ「俺のように高速で近づいて敵機の顔面にライフルを叩き込めば問題ない!」

ダッカ「顔を腕でガードされても腕を蹴り上げれば当たる!」

マウラ「‥‥あんたの芸当をバイロン兵全員ができるんなら」

マウラ「こんな所で呑気に4年も戦争してないよ…」



ダッカ「?!なんだあれは!新型か!」

マウラ「あれは確か…ポルタノヴァネクストって名前の次期主力量産機だねぇ」

ダッカ「早過ぎないか!主力量産機に決まってからまだ1週間しか経ってないぞ!」

マウラ「聞いた話じゃあ いま搬入されてる新型はコンペ用のテスト機体だとさ」

マウラ「ほらあの機体なんてバーニアの化粧(とそう)すら済んでない」

ダッカ「そんな物が使い物になるのか不安だぞ!俺は!」

マウラ「それにしても…妙な改造がされた機体ばかり運ばれてきてキナ臭いねぇ」

マウラ「あたしゃどうもあの”団長サマ”は好きになれそうにないよ」



団長「んん~地球って本当に楽しいところだなぁ~~~~!」

団長「こっちが極秘裏に研究していた餓蝕粒子を連邦がなぜか兵器利用していたり」

団長「実弾もビームも弾く謎の第3勢力の登場!‥‥もっと楽しみたかったけど___」

団長「遊びは終わりだ」

ーFTJ基地・仮眠室ー

ルトー「「」起きろ」

「」「う~あと5時間…」

ルトー「…「」 外を見てみろ」

目をこすりながら「」は窓から外を見ると___

「」「んんッ?空母?!空母が砂漠を航行してる?!」

ルトー「俺達はあの陸戦空母に乗船する 10分で支度を整えろ」

「」「10分?40秒で十分ですよ!」

目が覚めた「」は急いで支度を整えた



ー陸戦空母・格納庫ー

陸戦空母に乗船した「」たちをジョーンズが出迎えた

ジョーンズ「「」君たちも無事で本当によかった ようこそ陸戦空母へ」

「」「あのジョーンズさんこの空母は一体…?」

ジョーンズ「いやー以前から陸地で大規模な兵力を運用する母艦の計画があってね」

ジョーンズ「色々検討を重ねて出た結果が…空母を大改造して作ったこれって訳なんだー」

同僚「すげえ!すげえけどバカ過ぎる!」

ジョーンズ「ちなみに2隻建造されてもう一隻はケイパ隊長が運用していて」

ジョーンズ「FD・FDーEC・FIーD基地方面を駆けまわって敵に抵抗してる」



ジョーンズ「空母だけじゃなく頼もしい脳筋三獣士も連れて来たよー」

「」・同僚「脳筋三獣士?!」

ジョーンズ「恐ろしく固い装甲をもって突撃 敵を串刺しにするヤっさん」

ヤサ「ヤサだ よろしく」

ジョーンズ「大剣で敵を薙ぎ払って突撃 敵を叩き切るサーゴ」

サーゴ「よろしく」

ジョーンズ「同じく大剣で敵を薙ぎ払って突撃 敵を叩き切るウーゴ」

ウーゴ「どうも」

少年「……同じ部隊の方ですか?」

ヤサ・サーゴ・ウーゴ「「「 違いますよ 」」」

「」「わぁ息ぴったり…これで3人所属基地が違うって噓でしょ?」

ヤサ・サーゴ・ウーゴ「「「 違います! 」」」



「」は艦長室にてジョーンズにこれまでの経緯を報告した

ジョーンズ「なるほどねー大変だったね「」君」

「」「あの…FI基地以外の連邦軍の状況はどうなってるですか?」

ジョーンズ「・・・芳しくない」

ジョーンズ「連邦軍にマクシオン軍の内通者が予想外にいてね…」

ジョーンズ「基地内では反乱が発生 基地の外にいた部隊もスピナティオに強襲された」 

ジョーンズ「現状連邦軍で機能している戦力は___以前の4割以下だよ」

「」「‥‥半数以上やられましたか」

ジョーンズ「……脆いものだよ 完全に不意を突かれるとさ」

「」「___F大陸はもうおしまいですね」

ジョーンズ「そうだねーでもそれが分かっていても…俺達は軍人だ」

「」「分かっていても逃げる訳にはいかない___軍人の辛い所ですね」



その時、艦内に警報が鳴り響いた

「前方に敵大部隊の反応あり!パイロットは至急出撃せよ!」

「」「一難去ってまた一難かぁ」

ジョーンズ「出撃前の気付けに一杯やるかい「」君?」

ジョーンズの手にはいつの間にか

ショットグラスとウイスキーのボトルが握られていた


「」は・・・


1.遠慮します

2.では一杯だけ頂きます

3.ラッパ飲みでボトルを空にする

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「」「やります!…と言いたいですけど」

「」「ちょいと前に”幸福のシャンパン”を飲んだので遠慮しておきます」

ジョーンズ「それは残念」

ジョーンズはショットグラスにウイスキーを注ぐと

それを一気に飲み干し「」と共に格納庫へ向かった



ー陸戦空母・甲板ー

ヤサ「俺が先行して敵陣を乱す 各機俺の後ろに続け!」

ウーゴ/サーゴ「時間が無い ウーゴとサーゴ同時に出る!」


単機で敵陣に突撃したヤサはマクシオン軍の集中砲火を浴びたが

バックパックに搭載されたビーム減衰シールドと

重厚な装甲を纏うヤサの機体にはビクともしなかった

敵陣に到達したヤサはブースターを切り離し戦闘を開始する

ヤサ「そんなモノで落せるほど この装甲はヤワではない!」

スピナティオの攻撃を物ともせず

ヤサは機体の左手に持った槍で敵を薙ぎ払うと同時に

右手に持った槍を射出し敵機を撃破した


槍を射出したヤサは即座に背部の予備槍を装着すると

頭上と真横から迫る敵機を同時に攻撃、撃破する

ヤサ「こいつらの顔面以外にも攻撃が通じればもう少し楽にやれるんだがなぁ…」

ヤサ「やっさん獲りたい奴はこっちへ来な」

ヤサ「そうだもっと来い」

ヤサに迫る敵機3機を高速で飛来したウーゴとサーゴの大剣が地面に叩きつけ

倒れた敵機に止めを刺しながらウーゴとサーゴはヤサに苦言を呈した

ウーゴ「ヤサさん一人で突っ走り過ぎです」

サーゴ「いくら強いからと言っても多勢に無勢」

ヤサ「おっとすまねえ それじゃ3人で行くか!」

ヤサ「3人寄れば文殊と成し折れにくいってな!」

ウーゴ「それ色々混じってますヤサさん…」



ー陸戦空母・格納庫/甲板ー

整備兵「ブースター取付完了!出撃どうぞ!」

「」「ブースターありがとねー!」

D「振り落とされないようしっかり掴まっていろ」

キャッツ{ぬあぁぁ…うるさくて寝れないんぬぅ…}

「」とDが格納庫の昇降機に乗って甲板へ上がっていき

次は少年・少女が出撃する予定であったが・・・

ルトー「ネイス!君は待機だ」

少年「えっ…何か機体に不備でも?」

ルトー「……敵の数から推測するに現戦力で対処が可能だ」

ルトー「君には不測の事態に備えて艦で待機してもらいたい」

少年「…了解しました 指示に従います」

ルトー「気を張り過ぎだ__よし時間もあるし俺の特製コーヒーを御馳走しよう」



「」とDは敵支援機を撃破するため敵陣後方へ向かっていた

「」「っとこの辺りでいいんじゃないかD」

D「了解した 着陸態勢に移る」

敵支援機は迫りくる「」を察知、砲撃を放った


1~3.「」は砲撃を躱した

4.あっ

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「」「HAHAHA!こんな砲撃なんて目をつぶってても避けられるぜ!」

その時だった、「」がタンクから手を離しピースサインをしたタイミングと

Dが急旋回したタイミングが重なった

「」「あっ」

タンクから振り落とされた「」に敵の砲撃が降り注ぎ…「」の機体は跡形も無く爆散した

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「」は死亡しました

砲撃前からリスタートします

===============



「」とDは敵支援機を撃破するため敵陣後方へ向かっていた

「」「っとこの辺りでいいんじゃないかD」

D「了解した 着陸態勢に移る」

敵支援機は迫りくる「」を察知、砲撃を放った


1.「」は砲撃を躱した


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敵支援機部隊は「」に対して砲撃を開始するが

「」を載せたDのタンク機体は砲撃をことごとく躱していく

支援機部隊は「」の接近を察知すると逃走を開始した


「」「ウサギみたいにチョロチョロと!」

D「敵本隊と交流される前に仕留める」

支援機を追う「」の前に1機のスピナティオが行く手を阻むように現れた

「」「時間が無い!あの欲張り笠地蔵は俺が相手をする!」

D「今まで確認されていないタイプだ 油断するなよ「」」

「」「了解いたした」



「」と別れ支援機を追うD

D「ここまで近づけば十分か」

支援機の砲撃を避けつつDはタンク形態から人型形態へ変形し

支援機に対して両手に持ったマシンガンと左肩のガトリングを一斉射撃

瞬く間に2機の支援機を撃墜する


D「スピナティオと違って装甲は既存機体と同じのようだな」

砲撃しようとする支援機を蹴り倒したDは右肩のキャノン砲でトドメを刺すと

逃走を続ける大型支援機に狙いを付ける

D「逃がさん」

Dは左肩のミサイルランチャーを全弾発射

___大型支援機には9発のミサイルを躱す機動性はなかった


D「‥‥支援機の殲滅完了__!この反応は新手の支援機か」

タンク形態に変形したDは次の標的に向かった



Dと別れた「」は奇妙なスピナティオと戦闘に入った

「」はバズーカを発射、敵機の体勢を崩そうとしたが…

敵は笠を前面に構え、銃器を地面に突き刺しバズーカの衝撃に耐える


「」「げぇ!バズーカ食らって倒れない!?‥‥なら倒れるまで撃ってやる!」

増設マガジンをパージしつつ「」はバズーカを撃ち続けるが___敵機は倒れない

「」「マジで…?だがこの距離まで近づければ十分だ」

「」「このマクシオン軍からパクったすごい業物でぶった切る!」



「」は弾切れになったバズーカを放り投げ

バズーカの爆風によって巻き上げられた砂塵で

視認しずらい敵機に・・・


1~2.慎重に接近した

3.刀を上段に構え突撃した

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「」(バズーカ撃ちすぎて敵が見えねえ!…ここは慎重に行くか)

刀の間合いまであと一息___「」の接近により敵機の周囲に舞う砂塵が吹き飛ばされる

そこには___居るはずのないもう1機のスピナティオがいた

いや、敵機は1機___上半身が2つある異形だったのだ

背中側のスピナティオは左腕に内蔵されたビーム砲を「」に向けて放つが

「」は上体をひねりつつ刀を掴んでいた手を離し、紙一重でこれを躱す

「」(__ッ!次はない!)

「」は自分が刀を引き抜く前に敵機の次弾により死ぬと直感

右手で柄を押すように持ち、刀を引き抜かず盾に装着したまま

敵機の首に突き刺すと同時に反時計回りに動き敵機の首を切り落とした

背後を取られた”笠地蔵”は___

「」「笠は頭に被るもんだぜ」



「」「さて…Dと合流し___」

”それ”を見た「」は唖然とした

前から貨物輸送車‥‥にスピナティオの顔が付いた奇妙な物体が「」に接近していた

「」「?!!!!ナニコレ?!」

武装は無いものの「」は怪し過ぎる”それ”を切ろうと刀を抜こうとした時

スピナティオの頭から光通信で電文が届く

「」「・・・?電文?」

電文は短い文章が書かれていた


{こんばんは、軍人さん 2人羽織を倒したようだな、流石だ}

{勝利した軍人さんに褒美にやろう、このブースターを装着して母艦に戻れ}

{面白いものが見られる 黒より}



「」「___っ!クソが!」

「」は危険を承知で目の前にあるブースターを装着し、陸戦空母へ急いだ

ー陸戦空母・上空ー

マクシオン軍の隠密飛行艦からバイク部隊が陸戦空母へ向けて出撃__

ー陸戦空母・格納庫ー

整備兵1「ルトー中佐!発艦を中止してください!手に女の子が乗ったままです!」

整備兵2「なんであんな場所に女の子がいるんだよ?!」

整備兵3「迂闊に近づくな!踏みつぶされるぞ!」

ルトーは整備兵の静止を無視して格納庫の昇降機に乗って、格納庫から甲板へ移動していく




ルトーが甲板へ出ると・・・

マクシオン軍のスピナティオがまるで待っていたかのようにルトーを待ち構えていた

先頭にいる黒の装甲を纏ったスピナティオはルトーを攻撃するどころか___

乗っていたバイクをルトーに明け渡した

ルトーもスピナティオを攻撃する事無く、バイクに乗ろうとする

そこへ___

「」「間に合ったーーーー!!!」

「」「ルトーさん!助太刀しもす!」

盾に装着していた刀を抜き、「」はルトーに加勢しようと近づくが…

ルトー「助太刀?「」…この場に敵はいない」

「」「‥‥何を…言って___」

ルトー「いや敵は一人いるな…お前だ「」 動けば少女を握り潰す」



少女を人質に取られた「」は身動きが取れない

「」「‥‥いつからマクシオンの犬に成り下がった」

ルトー「連邦軍に入隊する前…正確には俺が生まれた時からだ」

少女をコクピットへ移すと、ルトーは「」に向かって言い放った

ルトー「ここでお前を殺すのは簡単だ…しかしそれは総皇の意志に背く」

ルトー「さらばだ「」 もう会う事も無いだろう」

「」は何もできず、遠ざかるルトーの機体を睨むしかできなかった

・・・・・・・・・

ひとり甲板で佇む「」は・・・


1.このまま何もせず甲板にいる

2.ルトーを追う

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「」「このまま突っ立てる訳にはいかないよなぁ!」

「」はルトーが逃走した方角へ移動を開始した

「」「勢いよく飛び出したけど…追いつく前に推進剤が切れるなこれ‥」

その時「」の機体に急速に接近する物体をレーダが捉えた

「」「敵か!・・・?!無人バイク?!ってバイクに俺のバズーカ取り付けてある?!」

マクシオン軍のバイクが「」の真下に来るとスピードを落とし並走を始めた

「」「地獄への道は舗装されてるって言うけど‥‥最近はバイクも貸してくれるのか」

「」「…乗ってやるよヘイロ お前の遊びにな」

「」はバイクに跨りルトーの追跡を続ける



「」はルトーを見失わないよう、レーダーを注視しながら

通信端末でジョーンズに連絡を取った


ジョーンズ「「」君から連絡なんて珍しいねーなにか重大な問題でも発生した?」

「」「‥‥ルトーが裏切りました 少女を人質にどこかへ逃亡中です」

ジョーンズ「___補給を済ませたらすぐ「」君と合流する 決してルトーを見失わないように」

「」「ルトーさんが裏切った事‥‥信じて頂けるのですか」

ジョーンズ「ルトーとは付き合いが長いからね」

ジョーンズ「‥‥こんな状況が来るかもしれないと漠然と感じていたんだ」

ジョーンズ「陸戦空母に帰還したから一旦通信を切る 気をつけてね「」君!」

「」「了解!」


連れ去られた少女を救う為ルトーを追う「」

果たして「」は少女を救う事ができるのか___


30MM13話・終



今回のストーリはこれで終わりです

最後に生存特典を選択します

生存特典のカスタムは何にしますか?


1.新たな武装

2.装甲強化

3.スラスター増設

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装甲の強化

14話で装甲の強化イベントが発生します