30MM戦記・第二部ーアンノウンー・4話
バイロン軍が去り、FTJ基地の復旧作業が終わったが
重大な決断をしなければならなかった___
ジョーンズ「「」君から話は聞いたよネイス君まずは君にお礼を言いたい
あの機体を敵の手から守ってくれてありがとう
__だが君たちはあの機体に乗ってしまった…それは見過ごせない問題なんだ」
軍の最重要機密である”特別な機体”に乗ってしまった少年/少女の処遇について
軍上層部にこのまま事実を報告した場合
数値が高いほど少年/少女の処遇は厚遇だが、低いほど謀殺される危険が高い
dice1d100=14 (14)
ジョーンズ「・・・恐らく軍上層部は君たちを始末するだろうね」
「」「___民間人でまだ子供ですよ」
ジョーンズ「民間人が戦闘に巻き込まれ行方不明…よくある事だろう?」
だからこのまま事実を報告するのはやめた方がいい
…報告する前に少年たちを逃がすかい?「」君」
「」「ここから逃がしても今度は謎の黒スーツの男や犯罪組織に追われますよ」
少年と少女は黙って「」とジョーンズの話を聞いている
「」「”戦闘中に行方不明になった軍人”の戸籍を改ざんして少年・少女が襲撃前から
ここに居た軍人って事にできませんか?」
ジョーンズ「んーこの基地だけじゃなく連邦軍のメインサーバーのデータも
書き換えなきゃいけないけど___可能だよ」
「」「少年 今言った方法なら一時の安全は得られる
だが代償にずっとこのF大陸で戦う羽目になる」
「」「少年…いや、ネイス・ミルズ 君の意志を__選択を俺に聞かせてくれないか」
少年「戦います それが必要だって言うんなら僕は…やってみせます」
震えている銀髪少女の手を握り少年は決意のある瞳で「」を見た
「」「…ジョーンズさんデータの改ざんをお願いします」
ジョーンズ「分かった 手配しておくよ」
戦うことを決意した少年に「」は戦場のいろはを教える事にした
「」「まずは戦場で役立つ情報を教えるぞ パイロットの強さは5つにクラス分けされてて」
「」「ネイキッド・カジュアル・インフォーマル・セミフォーマル・フルフォーマルの5つ」
ネイキッドは無改造機で主に新兵が乗ってる
カジュアルはちょっと強くて戦場で一番戦うことが多い
インフォーマルは2機以上いたら逃げろ
セミフォーマルと出会ったらほぼ死ぬ
「」「フルフォーマルとは遭遇した事がないけど…
軍の記録を見る限り1機いると戦略が変わるレベル」
少年「凄まじいですね…」
「」「それとメインモニターで捉えた機体の情報・クラスはコクピットに表示されるから
戦う際には目安にするといい」
…中略…
「」「ここF大陸が地球で一番の激戦区だ!どのくらい激戦区かって言うと」
「」「俺と同僚の他に28人 同じ日にFI基地に配属になったけど…」
死者数
dice1d28=15 (15)
「」「昨日の時点で15人死んだよ」
少年「そんなに亡くなられているんですね…」
「」「まあネイキッドで激戦区に放り出されたらそりゃ…ね」
「」「俺だって何度も死にかけてるし」
こうして「」は少年に戦場で生き残る知恵を教えていった
「」「とりあえず今日はここまで、次は模擬戦闘をやろう」
少年「え?「」さんと戦うんですか」
「」「こういうのは口で説明するより体で感じた方がいいんだ」
少年「体で感じる…分かりました準備してきます!」
「」「流石FTJ基地 昨日大破した俺の機体がカスタムされてスイと出た」
「」と少年の模擬戦闘が始まった
「」「ところで少年 いま乗ってる特別なアルトに名前つけた?」
少年「いえ特には…名前をつけた方がいいんでしょうか」
「」「つけた方が愛着がわくぜ!」
少年「急には思いつかないので「」さんが名前を付けてくれませんか」
「」「えーとそうだな……リスタ…アルト・リスタでどうかな」
「」「アルトに乗って人生リスタートって意味なんだけど」
少年「リスタ…いい名前ですね!ありがとうございます!」
「」「いやー気に入ってくれてよかっハァ!!!」
いきなり少年の機体に掴みかかる「」
60以上で少年の機体を地面に叩きつける
60未満だと逆に「」が地面に叩きつけられる
dice1d100=58 (58)
ガッービターンー
「」は少年に掴みかかった
しかし地面に倒れていたのは「」だった
「」「……」
少年「あの…大丈夫ですか「」さん」
「」「ハァ!!!!」
ガッービターンー
再度「」は少年に掴みかかったが、結果は同じだった
その後も「」は挫けずに少年と模擬戦闘を続けた
訓練後、格納庫に戻った「」と少年
「」はカスタムされた自分の機体の微調整を行うためにその場に残り、
少年は先に部屋に戻った
機体の調整を終えた「」は隣にある少年の機体を見て思った
「」(連邦軍の極秘機体…乗ってみたい!!!)
少年の機体に乗り込んだ「」だったが…
「」「動かない…」
一部が違うものの、ほぼ「」の乗っている機体と同じ仕様のコクピットだが
なぜか起動しない
コンソール画面は表示されているので「」はマニュアルファイルを探した
すると・・・あるファイルが目に留まった
「」「ん?なんかこのファイルに違和感が…
エロ関係のフォルダに無関係な名前つけて偽装するあれと同じ匂いがする」
首に掛けたタオルで汗を拭きながらファイルを開くと
それは何かのレポートのようだった
餓蝕(がしょく)粒子 著者_抹消済_
謎が多い粒子だが、バイロンの____閲覧不可___
また、非常に不安定で本来すぐに消滅する。
ある特定の条件下でのみ安定し、この世界に留まる。
この粒子を用いれば既存兵器の出力を飛躍的に__閲覧不可__
”飢餓状態”と呼ばれる__閲覧不可__
粒子が空間から染み出し__閲覧不可__
///-----------------------------------
餓蝕粒子は空間を”上書き”して出現、
”上書き”された空間に存在した物体は餓蝕粒子とともに消滅する。
これを兵器転用したものが餓蝕粒子砲である。
/////------//////--------///////////////----
餓蝕粒子砲の特徴、発射後約**秒で粒子は消滅する。
発射された直後は髪の毛よりも細いが、加速度的に粒子が_閲覧不可_
発射地点から離れれば離れるほど攻撃範囲が増大する。
//////////////////////////////////////////////
現時点では餓蝕粒子を安全に召喚する方法がなく、多大な犠牲を伴う__閲覧不可_
_閲覧不可___
軍が求める水準に達したものは無いに等しく、_閲覧不可____閲覧不可__
__閲覧不可__
>#%&77""!1%5;;;;***//,./==|\^^\--0'7(0;;:[?
「」が考えるより先に本能が体を動かしていた
座席を蹴って開けっ放しにしていたコクピットから
咄嗟に飛び出した「」は足場の柵にぶつかった
間髪入れずにひとりでにコクピットハッチが有り得ない速度で閉じた
「」「っ”……見ちゃヤバいファイルだったかぁ」
恐る恐るコクピットを再度開いて色々ボタンを押してみたが、特に異常はなかった
「」「画面はうつってるし他も異常はないが…あのファイルはもう開けない方がいいな」
「あんな階層 普通は見ないだろうし少年には言わないでおこう…
言ったら気になって見ちゃうと危険だし」
「」は少年の機体に異常がない事を確認し、自分の部屋に戻る事にした
「」「あれ?首に巻いてたタオルがない…どっかに落としたかのかな?」
「」は周囲を見たが何も落ちてはおらず
少年と「」の機体のコクピット内も探したが
タオルはどこにも無かった
翌朝、「」が目が覚めた時には少年と少女の軍籍改ざんは終わっていた
スーパーハッカーのワイラが一晩でやってくれたようだ
「」「うわあ、こりゃすごい」
ジョーンズ「そりゃそうだろうねーワイラの腕前は俺も信頼してる」
ワイラ「ネイス少年はテストパイロット
ローネちゃんは機体運用をサポートしているとデータを書き換えた」
ワイラ「怪しまれない為に偽造した経歴は暗記するように」
少年と少女はうなずいた
ワイラ「あとは銀髪少女…ローネちゃんの水着写真を撮るだけだ」
足元に置いていたボストンバックから水着とカメラを取り出すワイラ
ジョーンズ「まあロリコン野郎なのが玉にキズなんだけどね!」
ワイラにヘッドロックをかけながらジョーンズはワイラの提案を却下した
FI基地へ帰投する「」に少年と少女はついてくるようだ
しかしこのままFTJ基地から出発すれば
敵セミフォーマルクラス2機とその部隊に襲撃される事が予想された
そのため敵の追撃部隊を分散させるため、二手に分かれて同時に出発する事となった
ジョーンズ、ワイラはFM基地、「」と少年はFI基地へ
ジョーンズ「俺を相手にする為にかなりの戦力を割くだろうし、
その分「」君とネイス君のルートは楽になると思うよ」
ジョーンズ「ネイス君元気でねーとにかく生き残る事を優先するんだよ」
ジョーンズは少年の頭をやさしく撫でた
少年「はい!色々と良くして頂いてありがとうございます」
ジョーンズ「ローネちゃんもこれから大変だろうけど、
ネイス君と助け合って頑張るんだよー」
ジョーンズは可愛い箱に入ったお菓子を少女に渡した
少女はぺこりとお辞儀をして嬉しそうに受け取った
その光景を見て「」は思った
「」(そうだワイラさんに何か贈り物をしよう)
「」が送ったものとは
1.USBメモリー
2.フリル付き水着
3.「」の脱ぎたて靴下
dice1d3=3 (3)
「」はおもむろに靴下を脱ぎ、ワイラに渡した
ワイラ「・・・これは決闘の申し込みか?」
「」「ボーイミーツガールを邪魔するものは許さんという意思表示だ」
ワイラと「」にそれ以上の言葉は無かった
お互いに親指を下にして(くたばれクソ野郎の意)
それぞれの道へ旅立った
ワイラの友好度
贈り物補正で数値に-30
dice1d100-30=11 ( -19)
FJT基地を出発した「」たちは先日襲撃された谷を移動中・・・
敵がレーダーに反応しない事を考え、前方を「」が
後方をロイロイに乗った少年が警戒していた
少年「「」さん 数日前にこの谷で襲撃されたんですよね」
少年「なんでまた同じルートを進んでいるんですか?」
「」「敵のセミフォーマルの緑の方…あれがノーアラートの狙撃してくるから
平地を進めないんだ」
「」「…まあ青い機体の方は接近戦が異常に強かったから谷は逆にヤバイけど」
・・・・・・・・・
後方を警戒していた少年が叫ぶ
少年「後方より敵インフォーマルクラス来ます!」
「」「前方からはセミフォーマルの青いやつが来たぜ!」
敵の襲撃は前方のセミフォーマル1機と後方のインフォーマル1機の計2機だけのようだ
「」(このまま挟み撃ちされるとまずいな…だが俺一人じゃセミフォーマルには勝てない)
危険だが少年のセンスを信じてセミフォーマルの足止めをしてもらう事にした「」
「」「…俺は後方のインフォーマルを速攻で倒す 俺が戻るまでの間…
少年は前方のセミフォーマルの足止めを頼む」
「」「俺は少年のセンスとその機体の性能があればやれると思ってる…
嫌なら言ってくれ俺がセミフォーマルの足止め役をする」
少年「___分かりました やってみせます」
「」「無理は禁止だ とにかく距離を取って時間を稼いで欲しい
__俺と少年2人で戦えばまだ勝算はある」
「」は全速力で後方の敵機へ向かった
「」「ちょいと遠いが!」
敵機は「」の砲撃を紙一重で回避し、反撃のビームライフルを撃つ
敵の反撃を「」は膝の装甲を地面に擦り付けるほどの低空飛行で回避、
速度を落とさず前進する
「」「くそっ!こう遠いと当たらないぜ!」
敵機との距離は縮まっていく__
「」「この距離なら!マシンガンで壁を作って偏差のキャノンを当ててやれば!」
「」はマシンガンで敵の牽制し、敵機の回避予想地点にキャノン砲を発射した
目論見通りに敵機は回避予想地点に移動したが「」の放ったキャノン砲は当たらなかった
敵機は左手のアームで地面を掴み、回避予想地点への到達時間をわずかにズラしたのだ
互いに短期決戦を望んでいた両機は接近戦を選んだ
この距離では射撃を外せばその隙をつかれる__
__読み合いの果て、激突寸前に敵機が先に仕掛けた
右手のソードビームライフルで切りかかるが「」は盾で防ぐ
右のライフルに意識が向いている「」に__本来であれば届かぬ斬撃が迫る
だが、それは敵も同じであった
「」は右側のフレキシブルスラスターを駆動限界まで動かし、
キャノン砲は敵を捕捉していた
「」のキャノン砲は敵の左アーム部分を破壊した
だが砲撃する「」のわずかな隙を敵は見逃さない
敵のソードビームライフルは「」の盾をすり抜けマシンガンを切断、
銃口はコクピットを捉えた
「」「させるか!!!」
「」はソードビームライフルを蹴り上げ窮地を脱し、
蹴りの勢いを殺さず機体をひねり右腕のナイフを繰り出した
だが敵を切り裂くにはナイフは小さ過ぎた
斬撃は空振りに終わり「」は無防備な背面を敵に晒す
__訂正、迎撃態勢の背面を敵に向けた
背中のキャノン砲は敵機をにらみ、喰らい付いた
視覚ではなく「」の勘でキャノン砲を放った為
砲弾は敵機の胴体ではなく、右腕を破壊した
先ほど「」が蹴り上げた敵のビームライフルが地面に落ちる
その音は勝敗を告げるゴングのように辺りに響いた
「」「もう敵の戦闘能力は残されていないが…」
1.敵に止めを刺す
2.時間が惜しい、少年のもとへ向かう
dice1d2=2 (2)
「」は落ちていた敵のビームライフルを拾う
少年を助けるために
「」「手柄よりも子供の命が優先だぜ!」
「」「見逃す代わりにこのビームライフルは頂くね!」
「」は少年の元へ急いだ
少年・ネイスは敵セミフォーマル相手に耐え凌いでいた
敵セミフォーマルは少年の牽制を突破し刀で切りかかる
斬撃を回避された瞬間、間髪入れず左手のビームライフルで少年を狙う
少年はそれを自分のビームライフルで敵のビームライフルを横から叩き軌道を逸らす
距離を取る少年に追撃を加えるが回避され、
敵機は再度距離を詰めようとするが少年のビームライフルがそれを阻む
敵機のレーダーはパイロットに迫りくる「」の存在を知らせる
???「…できれば"コレ"は使いたくはなかったが」
盾に取付られていた刀から
先ほどには無かった異様な雰囲気が発せられている
***「あーあー聞こえるー?ディ~ナ~ンく~ん?おーい!」
ディナン「…団長」
敵セミフォーマル部隊団長の緊急通信が入る
***「ちょっとさー面白い事を始めるからぁ今すぐ帰ってきてくれる?」
ディナン「今少し時間を頂け__」
***「今すぐだ」
ディナン「・・・了解 直ちに帰投します」
ディナンと呼ばれたセミフォーマルは戦線を離脱した
「」「…?敵が退いていく?なんで?」
少年「追撃しますか」
「」「やめとこ たぶん死ぬ」
FI基地に到着すると同僚と小隊長が出迎えてくれた
小隊長「少年 お前の名前は」
少年「ネイス…ネイス・ミルズです」
小隊長「ネイス 必要な物は明日「」と町で揃えろ」
小隊長「部屋は用意してある…今日はもう休め」
同僚「よー「」!最近見ないから死んだかと思ったわ!」
「」「ふっ、セミフォーマル2体に襲われたが死ななかったぜ俺」
同僚「マジで?!すげーじゃん!」
2日間の休暇を貰い、町へ買い出しに出かけた「」と少年と少女
(以前町が襲撃された事があるので輸送車には「」と少年の機体を載せている)
「」「そういえばさ 少年はどうやって少女の名前を知ったの?」
少年「僕が一文字ずつ喋って名前の発音を僕が喋ったら
僕の手を握ってもらって…総当たりで調べたんです」
「」(その場面見たかったなぁぁぁーー俺はボーイミーツガール大好きマン!)
「」「あ そうだちょっと紹介したい店があるんだけど今から行っていいかな」
少年「特に予定もないですしいいですよ」
「」は金さえ払えば何でも取り寄せて売ってやると豪語するシゲじいさんの店へ向かった
「」「じいさん邪魔するぜ」
シゲ「邪魔するなら帰れ」
振り向きもせずシゲじいは返事を返した
シゲ「まぁいい 丁度おまえさんに頼もうと思っとった依頼があるん…
お前ついに子供に手を出す外道に落ちたか」
「」「少年と少女を見て俺が誘拐したと思ったかクソじじい」
シゲ「あれ~?違うの?ごめーん」
・・・中略・・・
「」は少年と少女をシゲじいに紹介した
「」「もし少年たちに困った事が起こったら助けてやってほしい」
シゲ「そんなもんお前さんが助ければいいじゃろが」
「」「俺が生きてる間はそうするつもりだ」
シゲ「…なら前金代わりに何件か依頼を受けてもらおうかの」
「」「ありがとうシゲじい」
シゲ「ふんっ」
シゲ「さぁて任務はこの特製さいころで決めるぞい!」
シゲ「何が出るかな♪何が出るかなー♪ほぉい!」
出た目に書かれていたのは…
1.窃盗団を捕まえる
2.訳あり輸送車の護衛
3.物を運ぶだけの簡単なお仕事
dice1d3=2 (2)
シゲ「訳あ…輸送車の護衛じゃ」
「」「ちょっと待て訳ありって言おうとしただろシゲじい!」
シゲ「♪~♪」
「」「子供が見てる前で軍の横流し品とかは勘弁だぜ!」
シゲ「あーまーその辺は大丈夫じゃ正規に横流しされたブツじゃから」
「」「うわあ何その素敵な矛盾ワード」
・・・・・・・・・
少年「あのー「」さんなんで機体にマントを着せるんですか?」
「」「機体のカスタム具合で所属がバレる可能性あるから着るのさ」
「」「まあカッコいいからってものあるけど!」
輸送車の積み込み作業を見て「」は驚愕した
「」「燃料に火薬類に…うほぉこんな物まで」
少年「これまずくないですか…」
「」「正規(に横流しされてる)品だから何もまずくないヨ」
会話の最中に「」のレーダーが接近する機影を捉えた
「」「横流し品をさらに横に流し隊のお出ましか」
1.敵はポルタノヴァ…?
2.敵はアルト…?
dice1d2=2 (2)
少年「連邦軍?!」
「」「いや違う コクピットに表示されるデータを見てみ」
少年「え?味方のデータと敵のデータが重なって見える?!」
「」「戦場で放棄されたアルトとポルタの使えるパーツを
無理やり食い合わせるとそうなる」
「」「連邦軍でもバイロン軍でもない__
__ならず者の機体だ!」
「」がリペア-アルトと戦闘を開始
「」が先制攻撃を仕掛けるが、敵機はそれを回避
敵機の反撃を軽やかに回避した「」は敵機との距離を詰める
近接距離まで両機が近づいた時
突如敵機の視界は黒く染まった
「」が装着していたマントを敵機に投げたのだ
敵が視界を奪われたのは僅かな時間だったが
__雌雄を決するには十分すぎる時間だった
「」「悪いな 伊達や酔狂でマントつけてるんじゃねえんだ」
少年(かっこいい…)
「」「じいさん邪魔するぜ」
シゲ「おおっ「」戻ったか でどうじゃった?」
「」「バッチリだぜ!」
シゲ「イョーーし!ほいじゃシゲじい特製武器をプレゼントじゃ!」
1.ハサミソード
2.金棒砲
3.シールドホールド
4.スプレーガン
5.スパイクシールド
6.普通の丸い盾
dice1d6=1 (1)
シゲ「2つの剣を合わせて敵を両断するその名も
ハサミソードじゃ!」
「」「これ普通に切った方が早くね?」
シゲ「かーーっ!あえてハサミで切るロマンってのが分からんのか!」
「」「さすがー知らなかったーすごいーセンスいいーそうなんだー」
シゲ「心無いこと言いよってからに…」
依頼の報告も終わり「」は家へ帰る事にした
「」「じゃあな じいさん」
シゲ「おう くたばってなければまた来い」
深夜、「」の通信端末に連絡が入る
「」「・・・こんな深夜に何の用ですか小隊長・・・
買い出しなら店閉まってますよ・・・いま何時だと」
小隊長「…*FN基地が陥落した」
「」「__小隊長が冗談言ってるの初めて聞きました」
小隊長「事実だ 昨日16:00の定時連絡を最後にFN基地から交信が途絶えた」
======================
*FN基地
「」の所属するFI基地と同じく連邦の重要拠点の1つ
重要拠点はFI・FM・FN・FJ・FD・FI-D・FD-EC・FTJの8つある
======================
「」は通信を聞きながら手早く出発の準備を進めていく
「」「機器の故障では?」
小隊長「交信途絶から1時間後にエアファイターを確認に向かわせた」
小隊長「味方の機影見当たらず レーダーに感無し」
小隊長「その報告を最後にエアファイターは消息を絶った」
「」「最近の敵さんはレーダーに反応しない けど基地を落とせる軍勢が迫ってきたら
気づいて通信ぐらいしますよね」
小隊長「特に異常なし以外の報告はなかった‥それ自体が異常だな」
小隊長「とにかくさっさと戻ってこい 7:00より緊急ミーティングをやる」
「」「了解しました」
小隊長との通信が終わり「」は…
1. 少年と少女を起こしてFI基地へ向かう
2. 2度寝する
dice1d2=2 (2)
「」「まてよ…FN基地が陥落した事が本当なら…当分はゆっくり寝てられない」
「」「なら今のうちに寝ておきたいな…あと1時間ぐらいなら寝ても問題ないだろ」
通信端末をリュックの奥へ沈め、「」は眠りについた
・・・・・・・・・
「」が時計を見ると時刻は14時を過ぎていた
「」「判時を回ったか…」
「」は自室からリビングへ行くと、そこには少年と少女がいた
少年「あ「」さんおはようございます コーヒー淹れましょうか?」
「」「ありがとう頼む」
少年がコーヒーを入れている間、少女は冷蔵庫の食材からサンドイッチを作ってくれた
「」「少女もありがとう、うnうまい」
__人は遅刻があまりにも手遅れであった場合、心から焦りは消え冷静となる__
「」はサンドイッチを食べ終え、食後のコーヒーを飲みながら思考を巡らす
そして__「」はある考えに辿り着いた
「」は小隊長の通信内容を少年たちへ伝えた
少年「え?!もう14時ですよ!急いで戻らないと!」
「」「いや、俺たちは戻らない」
「」「俺たちが向かうのはFJ基地だ」
少年「え?どうしてFI基地じゃなくてFJ基地なんですか?」
「」「結論だけ聞かされても分からないよな 今から説明する」
「」「敵はなぜFN基地を陥落させる戦力で主力部隊の
FI基地/FM基地を攻撃しなかったのか」
「」「FN基地の連中は少数だが一騎当千の化け物揃いだったんだ」
「あの連中を皆殺しにできる戦力ならFI / FM基地のどちらかの戦力を4割は削れただろう」
「その後にバイロン側の主力部隊を突撃させれば、基地の戦力を全滅させる事だって可能だったはず」
「それなのに敵は主力部隊ではなく…遊撃部隊のFN基地を攻撃した なぜか?」
「推測だが…今回の敵の戦力は極少数 加えて制御が不安定な兵器である可能性が高い」
「制御不能で暴走すれば自軍にも被害が出るなら連携した作戦は取りづらい」
「だから規模は小さいが無視できない戦力を持つFN基地を襲った」
「つまり、敵が次に襲撃する可能性が高いのは___FJ基地の高機動飛行編隊だ」
「」の説明を聞いた少年は驚いた
少年(僅かな情報から敵の動きを読み切るなんて…すごいな「」さんは)
少年「僕、急いで準備してきます!」
「」(なんの証拠もない屁理屈…)
「」(しかし単に遅刻しましたーよりも味方を案じて向かってしまいましたッの方が
受けはいいよね!)
「」が考えていたのは遅刻の言い訳だった
シゲじいの店でアルト用の乗り物とマントを借りた「」たちは
FJ基地へ向かった
少年「マントを着たロボに乗ってバイクに乗るってちょっと変ですよね」
「」「伊達じゃないぜこのバイク!なんと静音・隠熱・欺網機能付き!
これでよくパトロール中に町へ行ったもんだ」
「」「勝った方が町へ行くって取り決めで同僚とゲームで勝負してさ」
少年「え?パトロール中ってそれ駄目なんじゃ」
「」「パトロールは1人でも2人でも対して変わらないさ
それに俺が町へ行くのはシゲじいの依頼を受ける為だったし」
少年「ううーん…サボるのは悪い事だけど シゲおじいさんの依頼を受けているのは
いい事だし…うーん」
「」「俺は清濁併せ吞む男ってことさ」
少年「はは そういう事にしておきます」
__思いつきでFJ基地へ向かった「」たちだったが
この選択が思いもよらない事態を引き起こす__
30MM戦記・5話へ続く
・生存特典のカスタムですが、今回「」は基地にいないので
どこかの基地に到着後カスタムが開始されます
1・4.武器を強化したい
2.装甲強化したい
3.スラスター増設
5.???
dice1d5=5 (5)
|???
1.脱出機構付けたい!
2.敵の武器やパーツを使いたい
3.同僚の機体を強化してほしい
dice1d3=2 (2)
「」は拾ったソードビームライフルを気に入ったようだ
「」「これ使いたい!」
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