30MM戦記・第三部・9話
「」「人語を喋るキャッツかぁ…キャッツはアンノウン機について何か知ってる?」
ねこが人語を喋ったので「」はアンノウン機体について聞いてみると
ぬ「めしを寄越すんぬ」
「」は急いで売店に行きキャッツフードを買いにいった
ぬ「おいしくないんぬ」
「」「グルメキャッツ!」
「」「・・・もしかしてこれから俺がキャッツの監視…世話をしないといけないのか…?」
「」「移動する時どうしよう…そうだ!」
「」は段ボール箱を貼り合わせて箱を作りそこへクッションや毛布をいれた
「」「お家ができましたよキャッツ様」
ぬ「この狭さ・・・心地いいんぬ」
キャッツは箱の中へ入っていった
「」は箱を背負えるように丈夫なベルトを取り付ける
「」「これで移動はOKっと…それじゃ飯でも食いに行くかー!」
ぬが入った箱を背負い「」は食堂へ向かった
―食堂―
「」は朝食を取っているジョーンズの隣に座った
ジョーンズ「おはよー「」君…って顔の傷どうしたの?」
「」「猫に引っ掻かれました…」
「」「ところでディナンの…捕虜の処遇に関してはどうするつもりなんですか」
ジョーンズ「今のところは協力的だし特に何もしないよ」
「」「…アンノウン機体の解析が終われば?」
ジョーンズ「収容所送りだろうねーけど彼の場合は腕が良すぎるから」
ジョーンズ「この戦争が終わっても収容所から出れないと思う」
「」「・・・」
「」「ディナンの処遇についてなんですが」
「」「連邦軍に引き入れたいです!実務経験豊富で即戦力ですよ!シャッチョサン!」
ジョーンズ「強すぎて扱いきれないよ!不採用」
「」は嘘を織り交ぜつつジョーンズに訴えかける
「」「ここだけの話…実は奴は少女の兄でして…」
「」「少女の為なら軍を裏切れる真性のブラコンなんですよ旦那ぁ」
ジョーンズ「へーそうなんだ」
「」「現に護送中に俺が檻の鍵をわざと目の前に落としても逃げませんでした」
ジョーンズ「・・・「」君のその行動は厳罰に処されてもおかしくない行為だよ?」
「」「奴は逃げないという確信が俺にはありました」
ジョーンズはしばらく沈黙し…「」の予想外の言葉を発した
ジョーンズ「…ところで「」君、F大陸の補給線について知ってる?」
1.知ってます
2.・・・?
dice1d2=2 (2)
「」「・・・?」
ジョーンズ「え?知らない?冗談だよね!」
「」「・・・?」
ジョーンズ「兵站はすごく重要だから知っておいた方がいいよ「」君…」
ジョーンズ「んもーしょうがないなぁーそれじゃ俺が説明しちゃうよー!」
「」「わーい教えてジョーンズ先生~!」
>*青い☆マークが連邦軍の基地、赤い☆マークがバイロン軍の基地です
ジョーンズ「FTJ基地やFI基地の補給は大まかに分けると
FI-D基地経由とFD-EC基地経由があってね 陸路で行く場合は
F大陸の真ん中にある”ノヴェレスト山脈”を避けて行くルートが2つある」
ジョーンズ「海路はFD-EC基地からFM基地の直線的なルートと」
ジョーンズ「FI-D基地から”イタスラ湾”に入って”ミウマ川”を行くルートがあるよー」
「」「へえー普段使ってる物資はこうやって運ばれてくるのか~」
ジョーンズ「そうだよーでも今はすごーく困った事になってるんだ」
ジョーンズ「FN基地が陥落しちゃったからFI-D基地経由の輸送ルートが使えないんだよー」
「」「え?!じゃあ今の輸送ルートはFD-EC基地経由のみじゃないですか!」
ジョーンズ「そこで「」君に問題です」
ジョーンズ「もし敵がFM基地を断続的に攻撃しつつFN基地で連邦の補給部隊を潰したら?」
「」「……FI基地もFJ基地もここFTJ基地も物資不足で壊滅します…」
ジョーンズ「その通り、百点満点だよ「」君!」
ジョーンズ「そういう事だから連邦軍は早急に陥落したFN基地を奪還しようとしてる」
ジョーンズ「だけどFN基地に向かうには進路上にある中継基地2カ所をまず攻略する必要があるんだよねー」
「」「…今その話をしたって事はつまり…ディナンに基地を襲撃するか
死ぬまで収容所で生きるか選ばせろと」
ジョーンズ「協力してくれる場合は「」君たちの部隊と共に戦ってもらうつもりだよ」
「」「しかし機体は?ディナンが乗ってた機体は俺と少年がぶっ壊しましたが」
ジョーンズ「それは大丈夫 残骸は回収して昨日の夜のうちに修理しておいたから」
「」「__俺の行動はすべて掌の上って訳ですか」
ジョーンズ「偶然だよ そろそろ会議だから失礼するねー」
ジョーンズは「」を残し去っていった
「」「…相変わらず底が見えないというか…食えない人だなぁ」
―格納庫—
「」「__という訳でディナンには連邦軍に入ってもらう」
ディナン「本気で言っているのか?」
「」「条件付きだけど許可は取れたぜ!」
「」「これからFN基地攻略の為に中継基地2か所を襲撃する」
「」「それで無事に中継基地を押さえる事が出来たらディナンは入隊!簡単でしょ」
ディナン「機体はどうするつもりだ?私の機体は貴様たちに破壊されたが」
「」「……なぜかジョーンズさんが昨日の夜内に整備班に命令をしてたらしく…」
「」「ディナンの機体はこの通り修理されている」
「」がシートが外すとそこには修理では済まない強化が施された
ディナンの機体が佇んでいた
「」「FTJ基地は実験やら研究やらでバイロンの機体に精通しているから直せたみたい」
「」「というより無傷だったコクピット周辺以外は連邦軍の最新パーツを使った
豪華フルカスタム仕様!」
「」「足回りがほぼ別パーツだから機体の動きに違和感あるかもしれないけど…」
ディナン「問題ない、戦闘中に慣れればいいだけだ」
「」「頼もしい過ぎる…それと最後に__ディナンの機体には自爆装置が埋め込んである」
ディナン「裏切れば殺すという事か‥‥疑いを持たれないよう行動には注意する」
「」「仕える姫様を見捨てるような男じゃないって俺は思ってるけど」
「」「ジョーンズさんには少女がバイロンの姫って伝えてないから…」
「」「あ、ジョーンズさんには少女はディナンの妹って説明したから口裏合わせよろしく」
ディナン「‥‥了解した」
―出撃30分前―
「」「少女~ちょっと頼みたい事があるんだけど~!」
少女「(*'ω'*)?」
「」「ごにょごにょ・・・引き受けてくれない?」
少女「(*> ᴗ •*)ゞ」
「」「ありがたい…じゃあ頼んだよ あーそれと…ついでにキャッツ預かってて」
「」はねこが入った箱を少女に渡した
「」「少年の機体も無事直ったみたいだな」
少年「はい それと試作の武器も頂きました」
「」「強そうな武器~いいなー」
少年「2丁あるので1丁使いますか?」
「」は・・・
1.使う!
2.遠慮しとく
dice1d2=2 (2)
「」「うーん遠慮しとく…俺って試作系使うとなぜか毎回トラブルが起こるんだよ…」
少年「それは…大変ですね」
「」「少年も気を付けるんだぞ」
少年「はい!」
・・・・・・・・・
「」は出撃時間まで少年が使う試作兵器の調整を手伝い…
その後、中継基地へ向かって出撃した
―中継地点付近の森―
小隊長「俺たちの任務は中継基地の制圧だ」
小隊長「中継基地は2箇所あり…最初に制圧するのは山岳付近の中継基地だ」
小隊長「作戦だが…新入りが基地前方で陽動 「」はその後ろで援護
両側面から俺とキール(同僚の名前) 基地後方からはネイス(少年の名前)が
仕掛ける」
小隊長「敵の数はこちらより多いが乱戦に持ち込めば勝てない数じゃねえ」
小隊長「以上だ!全機戦闘準備!!」
・・・・・・
小隊長は「」だけに聞こえるよう接触通信を行った
小隊長「…「」 バイロンの小僧をよく見ておけよ」
「」「わかってます」
「」「さてそろそろ作戦開始だけど大丈夫?結構な数の敵がいるけど」
ディナン「問題ない 手筈通り私は突撃して敵の注意を引く」
「」「俺は少し離れた高台からディナンを援護するぞ」
HP3桁・ターン制限有りの戦闘開始です
タッグで戦うので「」とディナンが代わる代わる攻撃を行います
「」・ディナン機の合計HP:400
「」機ー武装ー
1番・ソードビームライフル改:dice1d60+90=
2番・キャノン砲:dice1d50+70
3番・ソードビームライフル改:dice3d60+90=
ディナン機ー武装ー
1番・ビームライフル:dice1d100+100=
2番・マシンガン:dice4d40+40=
3番・カタナ:dice1d1+199=
1番から順に武器を使用していきます
3番の武器を使っても決着がつかない場合…
ストーリは勝利扱いで進みますがスレの最後にダイスで決めている
生存特典の強化パーツは貰えません
敵部隊
HP:650
ー敵の攻撃パターンー
1ターン目・dice1d50+50=
2ターン目・dice1d100+50=
3ターン目・dice1d150+50=
・ターンの順番
ディナン→敵→「」→ディナン→敵→「」…と回していきます
ー勝利条件ー
敵のHP0
ー敗北条件ー
「」/ディナンのHP0
>注意:「」たちのHPが一度でも0になると生存特典を受け取れません
・・・・・・・・・
「」「芋砂の流儀を教えてやるぜー!」
―戦闘開始―
ディナンは高速でホバー移動しつつ盾に取り付けられたビームライフルを撃つ
放たれたビームは遮蔽物に身を隠して攻撃していた敵機の頭部を吹き飛ばした
ディナン(1発撃っただけでエネルギー切れ‥‥私の裏切りを警戒したか)
敵部隊に
dice1d100+100=37 (137)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ137
敵の残り機体HP:513
―敵の攻撃―
頭部を破壊された敵機の横にいた敵スナイパー機はライフルでディナンを狙うが
ディナンは脚部を傾けホバーの軌道をずらし、最小の動きでそれを避ける
ディナンに
dice1d50+50=18 (68)のダメージ
ディナンが受けたダメージ68
ディナンの残り機体HP:332
―「」の援護攻撃―
敵機がディナンに狙いをつける__が
「」「◆ベストポジション」
敵機の攻撃よりも「」の狙撃が速かった
敵部隊に
dice1d60+90=15 (105)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ105
敵の残り機体HP:408
ディナンは両手に持ったマシンガンを撃つ
弾丸は敵近接タイプに命中・撃破すると共に遮蔽物に隠れたスナイパーの動きを封じている
敵部隊に
dice4d40+40=32 17 1 36 (126)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ126
敵の残り機体HP:282
―敵の攻撃―
敵は空中を立体的に動きながらマシンガンを連射した
ディナンは機体を大きく傾けてホバーの軌道を変えマシンガンの弾雨を躱す
ディナンに
dice1d100+50=40 (90)のダメージ
ディナンが受けたダメージ90
ディナンの残り機体HP:242
―「」の援護攻撃―
「」「連射系武器を空中で使うとさー当てるのに集中し過ぎて…」
「」「回避がおざなりになるんだよなぁ!」
敵部隊に
dice1d50+70=8 (78)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ78
敵の残り機体HP:204
ディナンが左手に持つ弾切れのマシンガンを投げ捨て、それが地に落ちた瞬間__
隠れていたスナイパーが攻撃を仕掛ける
直撃は免れたものの、ディナンは右手に持っていたマシンガンを破壊されてしまう
ディナンは即座に破壊されたマシンガンを捨て
盾に取り付けていた刀を射出し左手で刀を掴んだ
左足を軸に左右のブースト出力を調整し加速しながら
ホバーとは思えぬ急旋回で敵機の後ろに回り込む
敵機は銃床を引き抜き内蔵されているクナイで応戦した
…ディナンが直進していればクナイで不意を突けていただろう
だがクナイで突こうとした直前に急旋回され、反応が一瞬遅れてしまった敵機は__
___クナイを持った腕ごと胴体を切断された
敵部隊に
dice1d1+199=1 (200)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ200
敵の残り機体HP:4
敵は捨て身の突撃
パイルバンカー以外の武器は無し、それ故に身軽
瞬く間にディナンはパイルバンカーの射程に踏み込まれた
パイルバンカーの射出機に刀を振り下ろすが盾に阻まれ両断できなかったが
衝撃で軌道がずれ、パイルバンカーは背後の野戦盾(通称:墓標)に当たった
”墓標”は並のビームや砲撃では破壊する事はできないが…
パイルバンカーは”墓標”を容易く穿った
ディナンに
dice1d200=151 (151)のダメージ
ディナン残りHP:91
そのころ「」は前面を装甲で覆ったアーマーポルタに発見されてしまい攻撃を受けていた
「」「相手の流れに乗せられたら死ぬ!相手が手数ならこっちは必中!」
しかし「」の放ったビームは盾に阻まれ敵機には届かない
「」「◆フェイント」
「」は先ほどの着弾点から発射位置を勘で修正
続けざまにビームを撃つ
2発目は敵の盾と前面装甲の隙間を通り、敵機の右足に命中敵機は体勢を崩し倒れた
「」「◆クリティカル」
敵機はすぐさま胴体を盾で守ろうとしたが__
すでに敵機のコクピットは眩い光に包まれていた
敵部隊に
dice3d60+90=46 6 36 (178)のダメージ
敵部隊のHP0
「」/ディナンの勝利です
敵スナイパー機が発していた妨害電波が消えたので「」はディナンに通信を送った
「」<< お疲れさまー流石セミフォーマルクラス…おつよぉい >>
ディナン「いや‥‥気配を感じる まだ終わっていない」
ディナン「っ?!」
「」<< 強そうな機体だけど二人でやれば__ >>
ディナン「あいつとは私ひとりで戦う‥‥援護は無用だ」
「」<< えっ…まあ接近戦やるつもりなら誤射の危険があるか… >>
ディナンは不規則に動きつつ前進
敵機はガトリングでディナンを捕捉し続けていたが、なぜか撃ってこなかった
しかしディナンがある位置に到達した時、敵は攻撃を開始
ディナンは敵機のガトリングを苦も無く回避する
だが__敵は回避される事も計算に入れていたのだ
弾丸はディナンの背後にあった___「」が撃破したポルタが装備していたミサイルに着弾
その爆発でディナンの機体は体勢を崩し前へ押し出されてしまう
虚を突かれたディナンに敵はガトリングを浴びせた
ディナンは脚部のホバー装置を緊急パージし飛び上がった
足先にガトリングの弾丸を掠めながらブーストを吹かし前進前方にあったコンテナを
蹴り移動角度を強引に変え、ガトリングの弾嵐(バレットストーム)を切り抜け敵機へ迫る
敵機はガトリングではディナンを捉えられないと判断
ガトリングを捨て、腰に取り付けていたシュツルムファウストを発射
ディナンはそれに対し落ちていたマシンガンを蹴り上げ
蹴り上げたマシンガンを右手で掴みシュツルムファウストの弾頭を撃ち落とす
シュツルムファウストが爆発し辺りに爆煙が立ち込める
爆煙の中、右手を振りかぶった敵機をおぼろげに視認したディナンは
右手に大戦斧を持っていると考え、肩の盾で大戦斧を防ぎ
ガラ空きの敵胴体を刀で両断しようとした
だが・・・
振り下ろされた獲物は大戦斧ではなく___シュツルムファウストの発射器だった
__大戦斧は天上に非ず(あら)
死を纏った黒塊は大地を疾走(はし)る__
__このまま受ければ刀ごと両断される__
ディナンは咄嗟に右手で刀身を握り前進、大戦斧の柄に刀身を当てた瞬間
巧みな機体捌きとスラスターの繊細な調整を行い敵機の大戦斧を受け流す
刀身を握る右手は鞘と成り、放たれし迅雷の如き抜刀は鋼の巨人を切り伏せた
「」<< ・・・知り合いだったのか? >>
ディナン「なぜそう思った」
「」<< んーちょっと動きに違和感があったから >>
ディナン「鋭いな‥‥この機体には見覚えがある__数週間程だが共に戦った…シモーキンの機体だ」
ディナン「シモーキンは軍に入ったばかりだった頃の私に国王と握手した事があると
自慢してきた男で…私が国王一家の執事をしていたと教えたら
‥‥羨ましいと悔しがっていた」
王家を尊敬する者同士通じるものがあったのだろうか
ディナンの声から悲痛な思いを感じ取った「」は…
「」<<・・・周囲は俺が警戒しておくからそいつを弔ってやるといい>>
ディナン「同族殺しは覚悟の上、気遣いは___」
「」<< 数週間の仲とはいえ見知った顔を殺したんだ気持ちを整理する時間が…
別れの時間がいるだろ? >>
ディナン「‥‥すまない、周囲の警戒を頼む」
「」<< 了解 >>
中継基地の敵戦力を殲滅した「」たちはFTJ基地にその旨を報告
しばらくしてFTJ基地から制圧部隊が到着し中継基地を完全に制圧した
・・・・・・・・・
「」「あ!おーい少女ー!こっちこっちー!」
少女…と猫は「」たちと合流する為に制圧部隊と共に中継基地に来ていた
「」「頼んでたアレはできた?」
少女「 (* ˃ ᵕ ˂ )b 」
「」「ヨシ!では一緒にディナンの所へ行くぞぉ!」
「」は少女と共に、機体を調整しているディナンの元へ向かった
「」「ディナン…いい働きをした君にプレゼントがある」
「」はディナンに仮面を手渡した
ディナン「仮面…?」
「」「ディナン!これからは仮面を被り素性を隠すんだ!!名前はDと名乗るがいい!」
ディナン「断る」
「」「この仮面は少女が頑張って作った物なんだが?それを無下にすると?
少女は悲しむだろうなぁ…」
ディナン「‥‥」
ディナンは無言で仮面を被った
「」と少女は勝利のハイタッチ
―中継基地・ミーティングルーム―
小隊長「無事に1つ目の中継基地を制圧したからって気を抜くなよ」
小隊長「FI-D基地がFN基地へ陽動を仕掛けている間に
俺たちはミウマ川を通って中継基地へ侵攻 中継基地へはミウマ川を空母3隻で移動
出発は明日の4:00___」
・・・ミーティング中略・・・
小隊長「__以上だ 何か質問のある者はいるか」
同僚「はい!なんで新入りが仮面を被っているのでしょうか!」
小隊長「・・・俺に聞くな」
「」「ふっ素性を隠すためさ!あと名前もこれからはDと名乗る!」
小隊長「…アレはお前の考案か「」」
「」「ジョーンズさんに話したら(面白いね!採用!)って
二つ返事でOKが出ましたので軍公認です」
同僚「なぁーるぅ!よろしくなD!仮面似合ってるぞD!」
D「‥‥」
ミーティングが終わり「」は同僚と小隊長の3人で中継基地周辺の哨戒をしていた
「」「なあ同僚ー俺ここに来てからずっと思ってたんだけど」
「」「なんでどこ行ってもコンテナと鉄板があるんだ?」
同僚「そりゃ地面から生えてきてるんだろ」
「」「F大陸すげえ!」
小隊長「ンなわけあるか」
「」・同僚「小隊長!」
小隊長「どっちの軍も物資をコンテナで運んで戦闘後放置してるからこうなってる」
小隊長「あとこれは鉄板じゃなくて野戦盾だ」
小隊長「荒野や砂漠じゃ遮蔽物がねえ だから敵の攻撃を遮る盾として建設してるんだ」
小隊長「まあ誰も野戦盾なんて呼ばずに”墓標”って呼んでるがな」
「」「墓標って…」
小隊長「野戦盾の近くには…破壊された機体が転がってるからな」
小隊長「墓標に刻まれるのは敵か自分か…外で墓標見たら気を抜くんじゃねえぞ」
「」・同僚「はい!」
日も暮れ始めた頃
キャッツのブラッシングをしていた「」の通信端末に連絡が入る
黒「こんばんは軍人さん、急ぎの頼み事がある」
連絡してきたのは犯罪組織”グルトニー”の幹部、黒(ヘイ)だった
「」「申し訳ございません本日は定休日となっており__」
黒「依頼を受けてくれたら報酬を出す、働きによっては追加報酬も出す、どうだ」
「」「要件を聞こうか‥‥」
黒「俺はこれから取引をする、その護衛を依頼したい」
黒「問題が起きなければ、軍人さんはこちらが用意した機体に乗るだけ、簡単な仕事だ」
黒「報酬は連邦軍の最新機体パーツ一式、加えて無事に取引を終える事ができたら、
バイロン軍の情報も渡す」
「」「いい条件だ…けどその取引がハーブ的なやつなら…他を当たれ」
黒「機械の売買だ、問題あるか?」
「」「それならまあ…よく考えたら機体に乗るだけでその報酬って超お得じゃん!やる!」
黒「そうか、なら今から言う場所で待ってるよ、軍人さん」
指定された場所へ到着した「」をトラックに乗った黒が出迎えた
「」「それで俺が乗る機体ってどこ?」
黒「軍人さんにはこれに乗ってもらう」
それは___バイロン軍の機体「ポルタノヴァ」だった
「」「おいおいおい…こんなの乗ってたら味方に撃たれて死ぬって!」
黒「この機体の方が安全だ、これから行く場所ではな」
「」「ちょっと待ってそれって・・・」
黒「ああ、取引場所はバイロンの制圧エリアだ」
トラックから降りた黒は廃墟になった建物の中へ入っていく
「」はトラックの近くで取引が終わるのを待っていた
「」「何が簡単な仕事だッ…バレたら即死のクソハードワークじゃん…」
しばらくすると黒と取引相手が建物の外へ出て来た
「」「トラックのコンテナを開けて物を確認してる…あ 運び出した…」
取引は上手くいったようで「」と黒は帰路についた
「」「どうなる事かと思ったけど楽な仕事で終わりそうー!」
黒「いや、これからが軍人さんの仕事だ、奴ら帰りに襲撃してくるよ」
「」「マジか」
黒「軍人さんを連れて行かなきゃ取引現場でやられてる、あれを見な」
道路を進んでいると前方にこちらに手を振るポルタノヴァが現れ「」に通信を入れてきた
<<付近で略奪事件が発生した為検問を行っている こちらの指定する場所で停止せよ>>
「」「止まれって言ってるけどどうする?」
黒「止まったら右の森…3時の方向に潜んでる奴がトラックを狙撃、それに驚いた軍人さんを前の奴が刺しにくるぞ」
「」がメインカメラの映像を拡大すると…黒の言う通り森からこちらへ銃口を向けている
ポルタノヴァらしき機影を辛うじて確認できた
「」「まるでこれから起こる事を知ってるような言い方だな…客の会社にスパイでも
送り込んでるの?」
黒「いや、ただの予想だ、だが俺の予想は必ず当たる、”グルトニー”でのし上がれたのも
これのおかげだ」
黒「軍人さんには、今から俺の言う通りに動いてもらう」
「」「ええ・・・確証もないただの予想や予測ってそれ妄想と同じじゃん」
黒「信じなくてもいいがその場合、軍人さんはそこで死ぬがいいのか?」
「」「・・・信じてないけど雇い主の言う事なので素直に従っておく」
黒「いいね、軍人さんのそういう所が気に入ったんだ、俺は」
黒「指定された場所で止まったら、軍人さんは持ってる盾で狙撃を止める」
黒「カウンターで森に隠れてる奴をやったら、前にいる奴を倒す、簡単な仕事だ」
「」「気軽に言ってくれやがるなぁ」
「」と黒は前方のポルタの指示通り停止した
すぐさま「」は盾でトラックを守った__直後盾に銃弾が当たる
「」「当たっても嬉しくない予想が大当たりだ!」
カウンターで撃ったライフルの弾丸は森に潜んでいた敵機に命中、撃破した
間髪入れず槍を持った敵機が「」の目前に迫る
「」は・・・
1~2.返り討ちだぜ!
3.あっ
dice1d3=3 (3)
「」は槍を止めようとした___が
敵機の槍は「」の乗るポルタノヴァの胴体を貫き
「」は死んだ
「」「____と思うじゃん?」
「」の機体の腰に装着されていたロイロイが敵機へ向かって突進
敵機は槍を離しロイロイを叩き落そうとしたが
「」のロイロイがナイフで敵機を刺し貫く方が速かった
「」「機体は囮…本命はロイロイによるゼロ距離ナイフさ
(偶然ロイロイの方に乗っててよかった…)」
====================
>ロイロイとは
小型のサポートメカの事、機体と接続してリモート機能を
ONにした場合、ロイロイのコクピットから機体を操作できる
====================
黒「機体を壊したな、追加報酬はなしだ」
「」「え?ちょ待って!そんな条件だったなんて聞いてない!」
黒「その機体の修理費を払うか?軍人さん」
「」「基本報酬だけ貰います…」
「」「しかしここまで正確な予想だと…予想というより予言・予知の域だな」
黒「予想は予想だ、完璧じゃない、俺の予想と違う結末を選んでくる奴も極稀にいる」
黒「軍人さんみたいな奴が…な」
「」「え?何か言った?」
黒「いや、何も」
「」「いっそのこと犯罪組織なんて辞めて教祖様でもやれば
お金ガッポリ稼げるんじゃないかな…」
黒「それじゃあ駄目だ、全然足りない」
「」「…まさに”暴食”(グルトニー)の幹部に相応しい欲の化身だね」
犯罪組織”グルトニー”が所有するとある倉庫へ到着した「」
黒「軍人さんに渡す報酬の品はこれだ」
暗い倉庫にライトが照らされるとそこには___
「」「・・・これどっから手に入れた?こいつはラビオットの正式量産型だろ」
「」「まだ10機と生産されていない代物をどうやって___」
黒「アムデリサ大陸にも友人は多くいる、それだけだ」
「」「世の中ちょ~っと腐ってるとは思ってたけど
軍の中枢まで腐ってたかぁ…Oー人事oh人事」
黒「安心しろ、軍人さんへは”正規のルート”で届ける」
「」「そういう問題?!まあ…このまま持って帰ったら怪しすぎるし…
その心遣いには感謝しとく」
「」が中継基地へ帰ろうとした時だった
黒「明日、軍人さん前に大きなクチバシを持った赤い鳥と青い鳥が来る」
「」「んん?どういう意味?明日俺のところに羽根募金の人が来るの?」
黒「分からなければ、軍人さんの仲間に聞けばいい」
―翌朝・中継基地―
作戦通りに空母が到着、「」たちは先頭の空母へ乗り込み
次の中継基地制圧へ向けて出発した
「」「あ、そうだ!おーいみんなー聞いてくれー!」
「」は仲間に昨日”黒(ヘイ)”が言った謎の言葉について話した
「」「誰かこの中で大きなクチバシを持った赤い鳥と青い鳥を知ってる人いるー?」
同僚「ああ?なんだそりゃ?鳥でも飼うのか「」」
小隊長「図鑑でも見てろ」
少年「え…っとなぞなぞですか?」
D「(‥‥大きなクチバシ‥‥赤い鳥‥‥青い‥‥)?!まさか!」
「」「知っているのかD!」
D「「」ひとつ聞きたい その情報元は信用できるのか」
「」「信頼出来ないけど信用はできる相手だ」
D「__この部隊で空戦が可能なパイロットは何人だ」
「」「え?俺と・・・あとは少年くらいかな」
D「私を入れても3人だけか…」
ディナンはそう言うと黙ってしまった
「」「え?いや解説してよ!D!D!聞いているのかねハマーD君!!!」
D「急いで機体を空戦装備に換装する必要がある
__ツウィン基地の双翼…ガリ―・タッカとマウラ・ブットが来る」
―空母・格納庫—
「」と少年、ディナンは機体を空戦装備に換装していた
「」「えーとつまりディナンの話を要約すると・・・」
「」「*セミフォーマルが乗ったヤバイ空戦機が来るから準備しろ…と」
D「捕捉すると”大きなクチバシ”とは対艦兵装の事だろう」
D「あの二人がアレを使えば空母3隻など5分も持たず沈む」
「」「いやいや…空母は装甲も耐ビーム対策も厚いからそう簡単に沈まないぜ」
D「‥‥」
「」「え?その顔…マジか…」
========================
セミフォーマルとはエース級の腕前のパイロットを指す
>*ドレスコード(強さの指標)
>ネイキッド<カジュアル<<インフォーマル<<<セミフォーマル<<<<フルフォーマル
>左側が弱く右側に行くほど強い
========================
―空母・格納庫/甲板―
「」「敵が来る前に何とか準備完了!みんなは?!」
少年「こちらも準備できてます!」
D「すでに完了している」
「」「ヨシ!出撃!」
少年「ネイス!アルト・リスタで出ます!」
D「D これより出撃する!」
「」「「」!イキます!!!」
小隊長「キール!(同僚の名前)お前は俺と甲板で待機!
もし敵が来たら甲板から「」達を援護する」
同僚「了解!」
―空母艦隊より数キロ後方―
―空母(最後尾)・甲板―
パイロットA「先頭の空母がやけに騒がしいな…何かあったのか?」
パイロットB「バイロンの凄腕空戦機が来るって騒いでるらしい」
パイロットA「レーダーにはまだ何の反応も無いのに急ぎすぎだろ(笑)」
パイロットB「ほんとな(笑)バイロンの地上の奴らはレーダーに反応しないが空戦機はちゃんと反応す___」
突如__最後尾の空母が爆発、黒煙を上げた
*HP制の戦闘開始です
絵的に敵の攻撃を受けてなくてもダメージは受けます
こう…HPは運命力というか命運ポイントのようなものでそれが尽きたら終わりな感じで…
「」・少年・ディナンが代わる代わる攻撃を行います
この戦闘では1ターン毎に敵が空母を沈めてきます
すでに1隻攻撃を受けて沈みかけているので残り2隻
2ターン目の敵フェイズまでに敵のHPを一定以下にできなければ・・・
「」・ディナン機・少年の合計HP:700
「」機ー武装ー
1番・ソードビームライフル改:dice1d150+120=
2番・キャノン砲:dice1d100+80
少年機ー武装ー
1番・ビームライフル:dice1d100+100=
ディナン機ー武装ー
1番・ダブルビームライフル:dice1d200+200=
少年/ディナン(連携)
連携攻撃:dice1d460+240
ガリ―・タッカ / マウラ・ブット
HP:2000
ー敵の攻撃パターンー
ガリ―
脚部レールガン×2・dice2d50+100=
ビームライフル×2・dice1d100+150=
マウラ
脚部キャノン砲×2・dice2d50+50=
ビームライフル×2・dice1d100+150=
・ターンの順番
(1ターン目)「」→敵(ガリ―)→少年→敵(マウラ)→ディナン→敵が空母破壊
(2ターン目)「」→敵(ガリ―)→少年/ディナン→敵(マウラ)→敵が空母破壊
ー勝利条件ー
2ターン目の敵の行動前にHPを700以下に減らす
ー敗北条件ー
「」/少年/ディナンのHP0
2ターンまでに敵のHPを700以下に減らせなかった
>注意:「」たちのHPが一度でも0になると生存特典を受け取れません
>この戦闘に勝利するか敗北するかでルートが大きく分岐します
・・・・・・・・・
「」「ああ!?もう最後尾の空母が沈んでる!」
D「数分以内に奴らを撃墜…最低でも撤退させないと残りの2隻も沈むと思え」
―戦闘開始―
「」の機体は機体を軽くする為に両腕を取り外し、脚部をブースタと交換していた
これにより加速性能は格段に向上した___のだが
「」「全然小回りが利かない!誰だよこんな機体にした奴!俺だわ!!!」
なんとか敵機の動きに喰らい付き「」はビームを放った
ガリー「あの腕なし変わった動きをする!しかし!このガリ―・タッカは惑わされん!!」
敵部隊に
dice1d150+120=149 (269)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ269
敵の残り機体HP:1731
敵機(ガリ―)の攻撃
「」の攻撃を避けた敵機の動きは「」のいる方角への方向転換を兼ねていた
敵機のビームを「」は咄嗟に身を引いて直撃を回避する
少年「「」さん!大丈夫ですか?!」
「」「ああっ大丈夫だ!”淫魔の乱舞”(むねのランディングギア)を
”回収”(もってかれた)だけだ!」
「」たちに
dice1d100+150=35 (185)のダメージ
「」たちが受けたダメージ185
「」たちの残り機体HP:515
少年の攻撃
少年「前に戦った黒い空戦機とは動きが全然違うっ…そこっ!」
マウラ「素直で真っ直ぐな攻撃 あたいは嫌いじゃないよ」
マウラ「ただ…あたいを射止めたかったらもう少し芸を磨くんだねぇ」
敵部隊に
dice1d100+100=91 (191)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ191
敵の残り機体HP:1540
敵機(マウラ)の攻撃
マウラ「次はこっちの番さね!」
敵機は両手に持ったビームライフルを同時ではなく少し時間をあけて撃ち放つ
少年「っ!?1発目で追い立てて2発目を当てるっ!?」
マウラ「避けたのかい…センスいいパイロットが乗ってるね」
「」たちに
dice1d100+150=2 (152)のダメージ
「」たちが受けたダメージ152
「」たちの残り機体HP:363
Dの攻撃
D(ビームライフルには一発づつしか装填されていないが‥‥
出し惜しみできる相手ではないか)
ディナンはビームライフルを時間差で撃ち放ったが敵機はディナンの射撃を容易く躱す
マウラ「っほぅ!青い奴はエッジが効いてるわねぇ」
敵部隊に
dice1d200+200=199 (399)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ399
敵の残り機体HP:1141
!!!―敵が空母に対して攻撃を開始―!!!
空母の後方の海面スレスレを飛行しガリ―は背中に背負った対艦兵装を射出
対艦兵装は全身から大出力ビームを吐き散らしながら空母に激突する
対艦兵装は空母の艦内を縦横無尽に掘り進み空母前方から装甲を突き破り現れた
ガリ―は対艦兵装を回収し次の標的へと向かう
ガリ―「残りは一隻!エネルギーチャージッ!間に合えよ!」
>空母が破壊されました・残存空母1隻
「」の攻撃
「」「くそっ!これ以上沈められてたまるか!」
ガリ―「回避にエネルギーを使わせるな!!チャージが間に合わんではないか!!」
敵部隊に
dice1d100+80=88 (168)のダメージ
敵部隊が受けたダメージ168
敵の残り機体HP:973
敵機(ガリ―)の攻撃
キャノン砲発射後、上方へ移動する「」を敵機の脚部サブアームが握るレールガンが追う
「」「っあぶい!死角がないのかよ!あいつ!?」
ガリ―「また無駄なエネルギーを使ってしまったではないか!!!」
「」たちに
dice2d50+100=9 41 (150)のダメージ
「」たちが受けたダメージ150
「」たちの残り機体HP:213
ディナンが少年の機体に近づき接触回線で意図を伝える
D「ネイス 俺が敵機の動きを押さえる」
少年「僕は止めを刺せばいいんですね」
D「ああ では行くぞ」
ディナンは両手のマシンガンをバラまき敵の動きを鈍らせる
マウラ「うるさいねえ!もっと静かに戦えないのかい」
少年「そこっ!」
少年は左腕に装着していた動力炉直結ビーム砲を放った
肩部ブースターで強引に軌道を変えた敵機は少年のビーム砲を紙一重で躱した
マウラ「っ…今のは肝が冷えた」
dice1d460+240=20 (260)のダメージを敵部隊に与えた
敵部隊が受けたダメージ260
敵の残り機体HP:713
マウラ「お見通しだよ!」
少年のビーム砲を回避した敵機の隙を付こうと後方から距離を詰めて来た
ディナンにマウラはキャノン砲を放つ
D「近づけない‥‥空中戦ではあちらが上か」
「」たちに
dice2d50+50=11 48 (109)のダメージ
==========
敵の残りHP713
*2ターン以内に敵HPを700以下に減らせなかった為
空母壊滅ルートへ分岐します
==========
空母の上空を通過した敵機は反転し空母前方より対艦兵装を射出した
小隊長「クソっ!この艦はもうだめだ!キール(同僚の名前)!プランRだ!」
同僚「プランR(可能な限り船員を助けて脱出)了解!」
空母3隻__撃沈
空母を全艦撃沈した敵機は速やかに空域から離脱した
「」「なんてこった…ホントに5分経たずに3隻沈めやがった」
「」「って落ち込んでる場合じゃない 少年!D!プランRだ!」
その後「」たちは手分けして空母の船員を救助活動を行った
その結果・・・空母3隻の船員の
dice1d10=1 (1)割を救出する事ができた
なんとか陸地へ辿り着いた「」たちは現状の確認を行っていた
小隊長「生き残ったのは…これだけか…クソッ」
小隊長「空母3隻沈めらた上 生き残りを抱えて敵地で孤立か…最悪だな」
同僚「今助けを呼んだら味方よりもそれ傍受した敵が来るのが早いわこりゃ」
少年「進軍は無理そうですし FTJ基地かFI基地へ引き返すかしないですね…」
小隊長「ああ俺もそう思ってる__問題はどうやって帰還するかだ」
小隊長「今俺達がいる地点からFI基地へ帰還するには敵に占領されたFN基地の支配エリアを通る必要がある」
小隊長「俺達だけならまだしも…船員を連れて敵地をトロトロ移動なんざすれば間違いなく全員死ぬ」
同僚「おーい「」お前はどう思う?やっぱ危険だけど救援呼ぶ派?」
「」は・・・
1.味方に救援を要請する
2.いや このまま中継基地を叩く!
3.いや このままFN基地を叩く!
dice1d3=2 (2)
「」「いや このまま中継基地を叩く!」
一同「え!?」
同僚「本気で言ってんのか「」!船員はどうすんだよ」
「」「俺達が中継基地を叩いている間に…味方に救援を要請して助けてもらえばいい」
同僚「叩くって…俺ら5機だぜ?!」
「」「5機もいる!」
小隊長「・・・・・・いいだろう その提案に乗ってやる」
同僚「マジかぁ…ま、小隊長がヤル気ならしゃーねーか!やってやるぜチクショウ!」
「」の無謀な提案
それは現状を変える起死回生の一手か破滅への一歩か
圧倒的不利な戦いが始まろうとしていた___
30MM戦記・10話へ続く
*空母を全艦沈められたので今回の生存特典はありません
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